やりたいことに
チャレンジできるまちですね
札野美紀さん
20数年前、結婚を機に泉大津市に引っ越してきた札野さん。
現在は、布草履作家と医療事務の二足のわらじで、バイタリティあふれる暮らしを実践中です。
現在どのようなお仕事をされていますか?
布草履作家と医療事務の二足のわらじでがんばっています。
毛布のヘリを使って布草履を作る「モフ草履アンバサダー」として講師や作家活動をするかたわら、医療事務としても働いています。
草履は昔から続く日本文化といえますが、今はあまり馴染みのない人の方が多いのではと思ます。
ただ、泉大津市の人々は違いますね。草履に対して物珍しさを感じるのではなく馴染みのものとして認識しているように思います。
それは、足元から健康を考える「あしゆびプロジェクト」の取り組みが市民に浸透しているからかもしれません。
「モフ草履」とは具体的にはどのような草履ですか?
全て毛布のヘリだけで編み上げた草履です。
泉大津市は「毛布のまち」として発展してきました。
「モフ草履」とは、そんな地場産業である毛布のヘリ(縁)を使った草履のことを言います。他の素材は使わず、土台も側面も全て毛布のヘリだけで編み上げています。
「モフ草履アンバサダー」として、月に一度の講師活動を通して、モフ草履の魅力を発信しています。
そもそもなぜ布草履作家に?
「面白そう!」からどんどんハマっていきました。
元々陶芸教室に通ってたんですが、そこの先生に布草履のことを聞いたんです。
「めっちゃ面白そう!」と一足作ってみたらとても楽しくて。
そこから布草履のことを本格的に調べ始めると、足元の健康にもいいし、どんどん興味が湧いてきて本格的に作るようになったんです。
多くの人に布草履の良さを知ってもらいたくて、マルシェなどに出店するようにもなりました。
どうして医療事務の仕事を?
したことのない仕事にチャレンジしたかったんです。
これまで全く関わったことのないジャンルでしたが、「やってみたい!」と挑戦することにしたんです。
結果、医療現場で働くことで、健康への理解や知識をより深めることができました。
休みの日はどのように過ごしていますか?
ゆったりとした時間を過ごしながら、休日を満喫しています。
友人が出店しているマルシェに出かけたり、音楽ライブを観に行ったり。
最近はお気に入りのカフェに行って、一人の時間を楽しんでいます。
泉大津市の未来はどんなまちになる?
未来を考えるとワクワク感しかありません。
泉大津市は、毛布産業など古き良き文化を大切にしながら、新しい発想をどんどん取り入れていくまちだと感じています。
だからでしょうか、自分も何かチャレンジしてみようかなと自然と思えるんですよね。
「みんながたくさんチャレンジしたら、泉大津市はどうなっていくのかな?」と考えると、ワクワク感しかないですね。本当に楽しみです。
どんなことにチャレンジしたいですか?
草履という良き日本文化を広めていきたいです。
布草履を国内外問わず多くの人に知っていただきたいですし、「草履=健康」についてもっと深く勉強していきたいと思っています。
草履は大切な日本文化の一つ。日常生活にプラスワンするアイテムとして、ぜひ使っていただきたいですね。